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「ウエディングドレス」のひきこもごも

「ウエディングドレス」について、たとえば格安などのひきこもごもな語り草をそれとなく点綴してみようか。

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ウエディングドレスのよろこび

女性にとって結婚式の楽しみと言えばなんといってもウエディングドレスであろう。

私も妻と式を挙げたホテルと提携の衣装屋さんに何度も通って、オキニのウエディングドレスをハッケンすることができたのだ。
昔からあまり着るものに拘らない男の私は、正直なところ待ち時間の多いこのイベントはタイクツそのもの。
待っているしかできないので、まぁ当り前の話かも知れないけど。

それでも女性にとってはいかに綺麗に(もしくは可愛く)その日を迎えられるかがポイントなので、その要素としては、ウエディングドレスをどこまで上手に着こなすかが重要となるだろう。
なんでもそうしたウエディングドレスを美辞麗句が飛び交うほどによく見せるためのエステのコースなんかもあるくらい。

男性にとってはいかに披露宴最後の言葉をしっかり話すかになるのかな。
私はとにかくその原稿がきちんと言えるかどうかしか頭にないくらいであるから・・・

それにしても衣装屋さんというのはスゴイよね。
タカがウエディングドレスなのに、色のバリエーションもさることながら、形が近いものでも微妙に違うものが多く取り揃えてある。
実際のところ、それが迷いの原因にはなってしまうとか・・・

結婚式の予算に応じてになるが、お色直しを何回するかでウエディングドレスをその式の中で何着(ちゃく)着るのかが決まるわけだが、その回数が多いからといって2着しか選べないものが3着になって迷いが少なくなるかと思うと、とんでもない。
結局のところ、1着のためにウエディングドレスをその候補となる5着から選んでいれば、それが3着に増えても、5分の3になるのではなく、15分の3になるだけなのである。
だから試着は自ずと回数が1回増えるごとに5着ずつ増えて行くのである。

あとは写真で前撮りなどと言って、式の数日前に本番の衣装とおなじドレスを着て撮影をすることもある。

結婚式というのは、それだけではなく、招待状の送付、席次決めなど、何かと忙しいものであるのを覚えている。

それでも、何度もするものではないから、基本的には一生に一度の晴れ姿である。
私自身は結婚に縁がない時期に、他人の結婚式に行くと、あぁこういう晴れやかな式であれば、女性はひとたびはウエディングドレスを纏ってみたいと思うんだろうなと理解する。
一生愛する女性が現れれば、一等の想いを込めたウエディングドレスをさりげなくも贈り物にすべきとも。

縁あって私は6年ほど前に結婚式を挙げることがになり、やっぱりウエディングドレスというものは良いなぁと思いながら、一日を過ごす。

私の場合はデキ婚ではないのですが、結納後に油断をしてしまった為に、式の時に妻のお腹の中に赤ちゃんが・・・当時妊娠4ヶ月。

この妊娠月数では体型的にマタニティ用のものが必要とか、そういうことはせずに済んだが、衣装屋さんにウエディングドレスを合わせに行くときに悪阻(つわり)があって、体調次第でキャンセルしなくてはならなくなったり、行く途中も大変だったり、いろいろなことを覚えている。

今となっては2人目の子供も授かることになり、ふたりでドレスを合わせに出かけていたような夫婦みずいらずのお出かけをすることはなくなってしまったが、結婚記念日には必ず式場には足を運ぶようにしている。
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